はい。북악산(プガクサン)は1968年から40年近く一般の立ち入りが禁じられていましたが、2007年に城壁沿いの道が再開され、2020年11月に北側、2022年4月に南側が開放されて、今では午後のうちに歩いて越えられます。
山は大統領府である청와대(青瓦台、チョンワデ)のすぐ後ろにそびえています。標高342メートル、難易度は5段階の3。閉ざされていた理由は、今も登山道沿いに見ることができます。
なぜ40年も閉ざされていたの?
1968年1月21日の夜、北朝鮮の武装部隊が境界線を越え、すぐ下にある청와대を狙って북악산の斜面までたどり着きました。部隊は古い城壁の小さな門のひとつ、창의문(彰義門、チャンイムン)の近くで阻止され、警察署長の최규식(崔圭植、チェ・ギュシク)がこの戦闘で殉職しました。門の近くには彼の銅像が立っています。韓国で「1·21사태(1・21事態)」と呼ばれるこの事件のあと、山は軍事区域になりました。
今歩いても、昔の哨所の前を通ります。청운대(青雲台)の近くには、あの夜の弾痕が残る松の木が今も立っています。
いつ、どこから開放された?
- 2007年:城壁沿いの道が再開
- 2020年11月:北側が開放
- 2022年4月:南側が開放(閉鎖から54年後)
おかげで今では、안산(アンサン)から인왕산(インワンサン)を越え、북악산を横切って삼청동(三清洞)まで、都心の山をひと続きに歩くことができます。大統領府は2025年末に청와대へ戻りましたが、登山道は開放されたままです。
行き方:삼청동から出発しよう
북악산を1日の予定に組み込むなら、삼청동(三清洞、サムチョンドン)から出発するのがいちばん簡単です。
- 삼청동側:안국역(安国駅、アングク駅、3号線)から街を抜けて삼청공원(三清公園)まで、歩いて約20分です。
- 창의문側:경복궁역(景福宮駅、キョンボックン駅)からバスに乗り、윤동주문학관(尹東柱文学館、ユン・ドンジュ文学館)そばの자하문고개(紫霞門峠、チャハムンゴゲ)バス停で降ります。こちら側は長く急な階段なので、삼청동側からのほうがなだらかに登れます。
登山道沿いの案内所(삼청、말바위、숙정문、창의문など)には、日中スタッフがいます。
頂上と帰り道
삼청공원(三清公園)から、登山道は청운대、そして標高342メートルの頂上、백악마루(白岳マル、ペガンマル)へ続きます。頂上からは경복궁(景福宮)を真下に、その先に남산(ナムサン)を望めます。帰りは城壁に沿って東の숙정문(粛靖門、スクチョンムン)へ下り、삼청동に戻れば、お昼ごはんが待っています。
登山のあとは삼청동で
삼청동は、韓屋、小さなギャラリー、カフェが並ぶ、ソウル中心部でも指折りの気持ちのいい街で、국립현대미술관 서울(国立現代美術館ソウル館)もすぐ近くです。登山のあとは、ここで食事やギャラリーを楽しめます。